『はじめてのAmazon輸出セラー登録マニュアル』

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アメリカのamazon.comの出品アカウント登録(以下、セラー登録)方法をご説明していきます。セラーのプランは「Professional(日本のAmazon.co.jpでセラー登録する際には「大口契約」)」と「Individual(日本のAmazon.co.jpでセラー登録する場合は「小口契約」)」を選択できますが、今回のセラー登録は「Professional」を前提に説明していきます。プランの詳細についてはAmazonServicesをご確認ください。

登録は単純な入力作業になりますので10分程度で完了します。

セラー登録に必要なもの

  • クレジットカード
    「Professional」での月間登録料である$39.99の支払いは、クレジットカードで行われます。Amazonでは月間登録料と手数料は、14日周期の決済機関の売上と相殺されますので、売上からもろもろの手数料を引かれた後の入金額が$39.99を下回ると、差額がクレジットカードに請求されます。

 

  • 電話番号
    セラー登録の手続きの中に、電話を利用した認証が必要になります。
    電話については固定電話でも携帯電話でも問題ありません。

 

  • メールアドレス
    サインインの際にに必要になります。Amazonからメールも、この時登録したメールアドレス宛てに送られます。登録したメールアドレスは、後で変更できます。

 

  • 銀行口座
    アメリカ国外の銀行口座を利用する場合には「Payoneer」への登録が必要になりますが、今回は「WORLDFIRST」を利用して口座情報を入力していきます。

銀行口座の登録

アメリカの銀行口座が必要なの?

アマゾン輸出をするのに、必要なモノの一つに米国の銀行口座があります。

アマゾン輸出での売上金を受け取る為に必ず必要なのです。

日本人にとって米国の銀行口座は作るのが難しいのですが、そこは心配する必要はありません。

ヴァーチャル銀行という便利なものがあります。

いわゆるオンライン銀行の海外版という感じです。

日本ではほとんどアマゾン輸出者しか使っていないのではないかと思います。

アマゾン輸出実践者にとって売上金の受取口座は、ペイオニアというオンラインバンクの独占市場でした。

このペイオニアがアマゾンから売上を受け取るほとんど唯一の方法だったので

為替手数料も高くサービスも良いとは言えませんでした。

ところが数年後、後発でワールドファーストというオンライン銀行が登場しました。

これで、ペイオニア以外の選択肢が増えてたのですが

さて、ペイオニアとワールドファーストはどちらが良いのでしょうか?

ペイオニア ワールドファースト
口座開設費 無料 無料
口座維持費 無料 無料
送金手数料 無料  無料
為替手数料 1−2% 1−2%

 

このペイオニアとワールドファーストはお互いを強く意識しているようでほとんど違いはなくなっています。

後発のワールドファーストが徹底的にペイオニアを研究し、より有利なサービスを提供しようとしていましたが

シェアを奪われたペイオニアも、ワールドファーストにあわせてくるようになってきました。

今では、表面上の違いはほとんどありません。

ただ、私の個人的な意見ですが、細かい点で言うと正直、サービスはワールドファーストの方が良いです。

日本語のできる担当者(日本人ではない)が付き、電話をすれば3秒以内にとってくれ

担当者がすぐに折り返してくれます。

これは、後発であるワールドファーストがペイオニアよりよいサービスを提供しようとしていると思われます。

最も注目すべきなのは、為替レートですが、ペイオニア、ワールドファーストも1−2%となっています。

これは、累計取引額によって、徐々に手数料を下げるよ、というものです。

ペイオニアでは、1%にしてもらうまで、日本円で3億円以上、売り上げなければいけないのです。

さすがに、先が遠いですね。。

累計取引額 50万ドル未満 50万ドル以上 100万ドル以上 150万ドル以上 300万ドル以上
為替手数料 2.00% 1.80% 1.50% 1.20% 1.00%

 

ワールドファーストはいくら以上で、為替手数料をさげてくれるのか公表していませんが、割りと担当者判断で下げてくれるようです。

ちなみに、わたしは1.2%の為替手数料を提示されています。

今のワールドファーストの累計取引額は50万ドルもいっていないと思います。

総合的に判断しても、ワールドファーストの方が、一歩リードかなと思います。

また、アマゾンカナダでの販売をお考えの場合、アマゾンカナダでの売上を受け取る銀行口座としては、米国で使用している銀行口座をそのまま利用することもできますが、カナダでの売上はカナダドルでの入金がおこなわれるため、米国の口座を利用すると、カナダドル⇒米ドル⇒日本円という流れになり、2回の為替手数料が発生してしまいます。

そのため、アマゾンカナダで販売する場合にはカナダドル口座を用意するのが理想ですが、payoneerの場合、カナダドル口座の取り扱いがないため(2017年4月現在)、アマゾンカナダで販売される方はカナダドル口座の取り扱いがあるWorldFirstをお勧めします。

ワールドファーストの登録してみよう

セラー登録作業

アカウント登録

まずは、amazon.comにアクセスします。
⇒ http://www.amazon.com/

ページ最下部にある「Sell on Amazon」をクリックします。

 

AmazonServicesのページに移行しますので、「start selling」をクリックします。

 

amazon seller central」のページ移行しますので、自分の名前、メールアドレス、パスワードを設定して「NEXT」をクリックます。

 

セラー登録画面に移行しますので、まずは、自分の名前を入力します。

 

セラー情報の入力

NEXT」をクリックして、seller information入力画面に移行し、住所(所在地)などを入力していきます。ページ中段以降に認証方法の設定があります。
固定電話の場合は、「Call」にチェックを入れ、国を「日本」を選択し、電話番号を入力してください(入力の際は最初の0を外して入力します)。
携帯電話やスマートフォンの場合は、「SMS」にチェックを入れ、自分の電話番号を入力して「Text me now」をクリックすると認証用の番号が表示されます。

 

認証項目の入力

 

認証用のPIN番号が表示されたら、電話の音声に従い、認証番号を電話か、携帯電話(スマートフォン)で入力します。

 

請求・入金口座情報の入力

認証が完了したら「NEXT」をクリックして、クレジットカード、銀行を入力します。

 

WORLDFIRST画面

 

税金情報の入力

クレジットカードと銀行口座の情報を入力し終えたら「NEXT」をクリックします。

税金情報の入力画面に移行したら、以下の画面に沿って作業を進めます。

 

 

W-8BENについて

税金の書類でW-8BENを選択して頂きましたが、これは本来税金がかかるお金(米国での売上、不動産の家賃、配当など)を受け取るにあたり、アメリカに居住していないという事を証明するものです。

アマゾン輸出でなくても、日本に住んでいながらアメリカに不動産をもっていたり、株をもっていたり、銀行口座がある場合はこの書類が必要になります。

この、W-8BENを提出しないとアメリカでの納税義務が発生してしまうのです。

アメリカでなく、日本で税金を納めます、ということを宣言するためにこの書類が必要になります。

以上でセラー登録は完了です。

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